根面う蝕について- 橿原神宮前駅から徒歩4分の平井歯科診療所-

奈良県橿原市の歯医者さん平井歯科診療所です。
皆さん「根面う蝕」って言葉をご存知ですか?
近年、口腔ケアの意識の高まりから成人の残存歯は増えてきているのですが、残っている歯が多い分根面う蝕が増加しています。
根面う蝕とは、加齢や歯周病などで歯茎が下がり、露出した歯の根元の部分に歯垢(プラーク)が付着することでできるむし歯です。
特に高齢者で増えている根面う蝕の原因は、菌が作る酸によって歯が溶けることに加え、歯に元から存在するたんぱく質分解酵素の活性化も原因であることが、東北大学大学院歯学研究科の研究によって明らかにもなりました。
根面う蝕を予防するには↓↓↓
・露出した象牙質表面のコラーゲンを保護すること
・フッ素をなるべく長く口腔内に留めること
この2つのポイントを押さえることが重要です。
そこで、象牙質表面のコラーゲンをコーティングし、
フッ素を長く留める成分が含まれる根面虫歯用の歯磨剤などを使うのが効果的です︎
当院でも取り扱っておりますのでご質問などあればお気軽にお声かけくださいね(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”
歯茎が下がってくると、今まで歯茎の中に埋まっていた象牙質という組織がむき出しになります。
象牙質はお口の中の細菌の酸に弱く、露出した部分は特にむし歯になりやすいのです。
40代で急増し、以降加齢と共にリスクが高まり特に高齢者に多く見られ、見た目にも目立たず、痛みなどの自覚症状がないことが多く、
気がつかない間にあっという間に進行し、ある日突然歯が割れたり折れたりしてしまうこともあります
これらを防ぐためにも歯科での定期的なお口のメンテナンスを行うようにしましょうね。