歯周病
歯周病ケアは
平井歯科にお任せください!
歯周病
セルフチェック
- 歯茎から血が出る
- 口臭が気になる
- 歯と歯の間の隙間が目立つようになった
- 口の中がねばつく
- 歯がぐらつく
- 歯茎がかゆい
- 歯茎から膿が出る
- 食べ物が噛みにくくなってきた
これらは歯周病のサインです
歯周病は
からなります。
歯肉炎
歯垢(プラーク)のせいで歯ぐきに炎症が起こり、腫れている状態のことをいいます。
進行すると、歯と歯ぐきの隙間が深くなっていき、そこに歯周ポケットという溝ができてしまいます。
すると、 その中に歯周病菌が増殖し、炎症が進んでいきます。
歯周炎
歯肉炎が進行すると、歯を支えている骨が破壊される歯周炎が起こります。
さらに重症になると、歯を支えている骨が溶け出して、わずかな力が伝わるだけで歯が揺れたり、抜け落ちることもあります。
歯を失うとこんな症状がおきます
噛み合っていた歯が伸びてくることでむし歯のリスクが高くなる。
見た目に影響がでる。
失った歯の両隣の歯が傾いてくることで歯並びが悪化し、噛みにくくなる。
食事の消化が悪くなる。
発音がしづらくなる場合がある。
噛めなくなることで老化につながる。
失った歯を補う方法
ブリッジ
両隣の歯を支柱にして、歯のない部分に人工の歯をかぶせる治療法です。
メリット
- 固定式なので、あまり違和感がない
- 自分の歯と同じような見た目の修復が可能
デメリット
- 支えるために両隣の歯を削る必要がある
- 支える歯に負担がかかる
- 食べ物が詰まりやすく、不衛生になりやすい
部分入れ歯
残っている歯に引っ掛けて入れ歯を安定させる治療法です。
メリット
- 大きな欠損にも対処できる。
- 健康な歯を削らず、比較的簡単に治療できる。
デメリット
- 噛む力が弱まり、固いものが食べにくい
- 違和感があり、発音しにくい場合がある
- 毎日のお手入れが必要
インプラント
歯のない部分に人工の歯根を埋め込んで、歯を補う治療法です。
メリット
- 天然の歯と同じ感覚で噛むことができます。
- 天然の歯に劣らない優れた審美的な修復ができます。
- 周りの歯を傷つけません。
デメリット
- インプラントの埋め込む手術が必要になります。
- お口の状態によっては治療できない場合があります。
歯を失ってしまう前に歯周病(歯槽膿漏)は予防治療・早期発見・早期治療が大切です。
歯周病と全身疾患
歯周病はさまざまな全身疾患と関連しています。
歯周病で歯が抜けても放置したままの方はいませんか。
歯周病は、糖尿病・早産・心臓病・肺炎など、全身疾患と密接な関わりがあります。
特に心臓病や糖尿病などの成人病は、歯周病菌が影響を与えているとも言われています。
歯周病がもたらす全身疾患
肥満
脂肪細胞が全身に炎症を引き起こすと言われています。肥満気味の方が歯周病になると、歯肉の炎症を悪化させる要因になります。
また、歯周病による炎症から肥満になる場合があります。
糖尿病
歯周病菌により糖尿病を発症することがあります。
また、糖尿病で免疫力が低下すると歯周病になりやすいとも言われていて、歯周病治療をしたあとに糖尿病が改善したケースの報告があります。
脳卒中
歯周病菌が作り出したアテローム性プラークが血液の中に入り込むと、血栓で血管を塞ぎ、脳卒中を引き起こす可能性があります。
早産/低体重児出産
妊婦さまの血中濃度が歯周病菌の毒素や炎症物質で高まると、子宮筋が収縮して早産や低体重児出産を招く恐れがあります。
誤嚥 (ごえん) 性肺炎
唾液の中に口内細菌が混じり、気道から肺に入ることで起こる肺炎です。ご高齢者の死亡原因として多い病気です。
歯周病と喫煙
「タバコをやめないとな…」けどなかなかやめられない。
そう思っている喫煙者の方は多いのではないのでしょうか?
実はタバコは歯周病の進行を早め、治りを遅くしてしまっているんです。
ニコチンや発癌性物質などの、有害な化学物質が2,000種類以上含まれています。
喫煙者が歯周病にかかる危険度は、1日に10本以上喫煙すると5.4倍にもなり、重症化しやすくなります。
タバコはなぜ歯周病を進行させるのか?
プラークや歯石が付着しやすくなり、肺を通して体内に入り込むことにより体の抵抗力や免疫力が低下し、歯周病が進行し、治りにくくなってしまうのです。
ニコチン
血管を縮めてしまう作用があり、血行が悪くなり、歯周病の発見が遅れます。
一酸化炭素
血液が酸素を全身に運ぶのを邪魔し身体が酸欠・栄養不足の状態に陥ります。免疫機能も低下させるので歯周病以外の病気に繋がったりアレルギーの引き金になることもあります。
また歯周病は喫煙している本人より受動喫煙の方がリスクが高いです。
子どもの歯ぐきの色にも影響するなどタバコを吸っている本人以外にも大きな影響を与えていることを忘れないようにしましょう。
禁煙の効果
- 数週間で歯ぐきの免疫が回復し歯周病の治療をすることで1年後には健康な歯ぐきの状態に戻る
- 黒ずんだ歯ぐきも少しずつ元のキレイなピンク色に戻る
- 呼吸が楽になる(咳や痰が出なくなる)
- 味覚が正常になり食事がおいしくなる
- 口の中が爽やかになり口臭が少なくな
禁煙は全身の健康に大きな効果が!
タバコの主成分であるニコチンには強力な精神依存作用があり依存症の状態になるので禁煙は簡単ではありません。
禁煙をするうえで大事なことは禁煙する目標を明確にし環境を整えること。
禁煙は歯周病を防ぐだけでなく、ほかの合併症と呼ばれる大きな病気を防ぐことにもつながります。
歯周病の治療法
初期の症状(歯肉炎)であれば、正しい歯磨きや歯茎マッサージ・歯石除去などで充分ケアすることができます。
しかし中等度以上まで進行している場合は、外科的処置が必要となります。
歯周病の基礎治療
01
スケーリング
腫れた歯茎の内側に溜まっている歯垢や歯石を除去します。
02
ブラッシング指導
患者様自身が毎日の歯みがきでプラークをしっかり取り除けるよう(プラークコントロール)、正しいブラッシングを指導します。
歯周病治療の外科治療
01
歯肉剥離掻爬術
歯茎を切開して歯根部に付着している歯石や汚れを取り除いた後、歯茎を再び戻して縫合します。
02
遊離歯肉移植術・結合組織移植術
歯茎が下がり歯根が露出している箇所に、別の場所の歯茎を移植して保護します。
歯周病を甘く見てはいけません!
歯周病と聞くと口の中だけの病気と思われがちですが、実は歯周病による微小炎症が毛細血管を通して身体全体に慢性的にダメージを与え続けるため、あらゆる重大疾病にかかるリスクが高まることが分かっており、健康は人と比べて歯周病の人の糖尿病発症率は約2.5倍、心筋梗塞発症率は約3倍と言われています。
たかが歯周病と甘く見るのではなく、未来の健康のためにも一度検査を受けてみてはいかがでしょうか。